WBC 2026 グループB出場国の選手紹介【アメリカ・メキシコ・イタリア・イギリス・ブラジル】

2026年3月6日〜11日、テキサス州ヒューストンのダイキン・パーク(旧ミニッツメイド・パーク)を舞台に開催されているWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)2026グループB(Pool B)。アメリカ・メキシコ・イタリア・イギリス・ブラジルの5カ国が激突しています。本記事では、各国の注目選手を最新情報とともにご紹介します。
情報の出典・時点について 本記事の情報は以下のソースをもとに、2026年3月10日時点の情報を掲載しています。
グループB 概要
| 国 | 備考 |
|---|---|
| 🇺🇸 アメリカ(Team USA) | 2017年王者・MVP級総動員 |
| 🇲🇽 メキシコ | 2023年準々決勝進出 |
| 🇮🇹 イタリア | 2023年初のグループ突破 |
| 🇬🇧 イギリス | 2023年に初出場 |
| 🇧🇷 ブラジル | 2013年以来の出場 |
グループ上位2カ国がヒューストンで開催される準々決勝へ進出します。
🇺🇸 アメリカ(Team USA)
チーム概要
2017年王者のアメリカが今大会も圧倒的な陣容で臨みます。ロスター30人でオールスター出場経験を合計65回持ち、MVPや最高勝利記録(サイ・ヤング賞)を複数持つ史上最強クラスのWBCロスターと評されています。指揮を執るのはマーク・デローサ監督。コーチ陣には元ニューヨーク・ヤンキースの名投手アンディ・ペティット(投手コーチ)、マット・ホリデー・ショーン・ケイシー(打撃コーチ)、デービッド・ロス(ブルペンコーチ)が名を連ねます。
注目選手
アーロン・ジャッジ(OF・ニューヨーク・ヤンキース)キャプテン
チームのキャプテン。2022年・2024年・2025年と3度のALMVPを受賞した規格外のスラッガー。2025年はOPS1.144という圧倒的な成績でリーグをリード。メキシコ戦では3回に先制の2ランホームランを放ち、チームを勝利に導いた。
ブライス・ハーパー(1B・フィラデルフィア・フィリーズ)
2度のMLB MVP(NL)受賞者が今大会でWBC初出場。2025年に4度目のシルバースラッガーを受賞。一塁に定着してからも打撃力は健在で、アメリカ打線に迫力をもたらす中核の存在。イタリア戦では終盤に満塁本塁打を放ち反撃を見せたが、チームは8-6で敗れた。
ポール・スキーンズ(SP・ピッツバーグ・パイレーツ)
2025年サイ・ヤング賞受賞の右腕エース。メキシコ戦に先発し4回を無失点・7奪三振の快投でWBCデビューを飾った。150km/h台後半の速球と多彩な変化球を誇るMLBの新世代エース。
タリク・スクーバル(SP・デトロイト・タイガース)
2024年・2025年と2年連続サイ・ヤング賞を受賞した左腕。防御率換算ERAプラス187・WAR6.5という圧倒的な成績を残す。イギリス戦に先発し安定した投球でチームを牽引した。
ボビー・ウィット・Jr.(SS・カンザスシティ・ロイヤルズ)
スピードとパワーを兼ね備えた遊撃手。2025年は20本塁打・30盗塁超えのポテンシャルを発揮。2023年WBCからの返り咲きで守備の要を担う。
カル・ライリー(C・シアトル・マリナーズ)
2025年ALMVPランナーアップの正捕手。強肩と長打力を兼ね備えたMLBのトップ捕手。
カイル・シュワーバー(DH/OF・フィラデルフィア・フィリーズ)
AL MVPランナーアップ(2025年)の強打者。オールスター・ゲームから世界シリーズ・WBCまであらゆる大舞台でホームランを放ち続けてきたクラッチヒッター。
アレックス・ブレグマン(3B)
米国野球の歴史上最多の4つの金メダルを持つ最強サードマン。2024年ALゴールドグラブ受賞で守備でも超一流。2017年WBCで王者に輝いたメンバーの一人。
ポール・ゴールドシュミット(1B)
2022年NL MVP受賞者。チームの中でアメリカ代表として3つの異なるWBCに出場した史上初の選手となる記録的なベテラン。
ローマン・アンソニー(OF・ボストン・レッドソックス)
コービン・キャロル(骨折で離脱)の代替として招集された若手の逸材。レッドソックスの将来を担うトッププロスペクト。
メイソン・ミラー(RP)
最高峰のリリーバーの一人。過去3シーズンでERAプラス147・奪三振/四球率3.78という安定した成績を誇るクローザー候補。
クレイトン・カーショウ(SP)
2025年シーズン限りで引退したドジャースの殿堂入り確実左腕が代表入り。2014年NL MVP・3度のサイ・ヤング賞を誇るレジェンドが最後の大舞台に登場する。
投手陣
| 選手名 | ポジション | 所属 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ポール・スキーンズ | SP | パイレーツ | 2025年サイ・ヤング賞 |
| タリク・スクーバル | SP | タイガース | 2024・2025年サイ・ヤング連続受賞 |
| ローガン・ウェブ | SP | ジャイアンツ | ブラジル戦先発 |
| クレイトン・カーショウ | SP | 引退 | 殿堂入り確実の伝説 |
| メイソン・ミラー | RP | - | ERA+147の守護神 |
| ギャレット・ホイットロック | RP | - | メキシコ戦でセーブ |
🇲🇽 メキシコ
チーム概要
2023年WBCで準々決勝まで進出したメキシコが、今大会もMLBのスター選手を揃えて連続突破を狙います。キャプテンはアレハンドロ・カーク(ブルージェイズ)、監督はベンジ・ヒル。打撃コーチにビニー・カスティーヤ(ベンチコーチ)、ロベルト・マガリャーネスらが参加。2023年WBCのヒーロー・ランディ・アロザレーナがまたもや起爆剤となることが期待されます。
注目選手
ランディ・アロザレーナ(OF・シアトル・マリナーズ)
キューバ生まれながらメキシコ国籍を取得した大スター。2023年WBCでは打率.450・6二塁打・1本塁打という大活躍で大会を沸かせ、守備でも神業プレーを連発。2025年はマリナーズで.238/.334/.426・27本塁打・76打点。スポットライトが当たる場面で輝く天才型プレーヤー。
アレハンドロ・カーク(C・トロント・ブルージェイズ)キャプテン
今大会のチームキャプテン。2023年大会に出場していなかったカークの参加は戦力的に大きな強化点。巧打と強肩を兼ね備えたMLBトップクラスの捕手が打線の核を担う。
ハレン・デュラン(OF・ボストン・レッドソックス)
2024年にブレイクを果たしたレッドソックスの外野手。2025年は.285/.342/.492・21本塁打・34盗塁・WAR6.8という充実したシーズンを送り、スピードとパワーを兼ね備えた万能プレーヤーとして成長。
ジョナサン・アランダ(1B・タンパベイ・レイズ)
イギリス戦で8回に3ランホームランを放ち逆転を演出した一塁手。パワーと選球眼が持ち味のクラッチヒッター。
ハビエル・アサッド(SP・シカゴ・カブス)
イギリス戦に先発し3回2/3を無失点に抑えたエース右腕。制球力と多彩な球種でゲームを作る先発の柱。
アンドレス・ムニョス(RP・シアトル・マリナーズ)
メキシコ打線を支えるストッパー。圧倒的なスピードボールを武器とするMLBトップクラスのクローザー。
タイファン・ウォーカー(SP)
ブラジル戦に先発し3回1/3を無安打に抑える完璧な内容。先発ローテの一翼を担うベテラン右腕。
投手陣
| 選手名 | ポジション | 所属 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ハビエル・アサッド | SP | カブス | 先発エース |
| タイファン・ウォーカー | SP | - | ブラジル戦で無安打好投 |
| タジ・ブラッドリー | SP | - | 先発ローテの一角 |
| アンドレス・ムニョス | CL | マリナーズ | 超高速球クローザー |
| ビクター・ボドニック | RP | - | セットアップ |
| ブレナン・ベルナルディーノ | RP | - | セットアップ左腕 |
🇮🇹 イタリア
チーム概要
2023年WBCで史上初のグループステージ突破を果たしたイタリアが、今大会も強化された陣容でメキシコとの2位争いを演じています。監督には元MLB捕手(ジャイアンツなどで活躍)のフランチェスコ・チェルヴェッリが就任。ヒューストンでの開催がイタリア系アメリカ人選手の参加を促進し、今大会も多くのMLBプレーヤーが名を連ねます。チームイタリアで実際にイタリア生まれの選手は投手のクラウディオ・スコッティとガブリエレ・クアットリーニの2名のみというユニークな構成です。
注目選手
アーロン・ノーラ(SP・フィラデルフィア・フィリーズ)
イタリア史上最高の実績を持つMLBピッチャーとして代表入り。豊富なMLBの先発経験と制球力でイタリア投手陣の最高峰に位置する存在。
ビニー・パスクアンティーノ(1B・カンザスシティ・ロイヤルズ)
2023年WBCにも出場したイタリア打線の主砲。2025年シーズンに32本塁打・113打点という圧巻の成績を残した大砲左打者。今大会でもチームの核として長打力を発揮する。
ダンテ・ノリ(OF)
ブラジル戦で2本塁打を放つ大活躍でチームの8-0快勝に貢献。イタリア打線の中核を担う外野手。
ドミニク・カンゾーネ(OF)
ブラジル戦・イギリス戦で活躍したイタリアの外野の一角。確実性の高い打撃でチームに貢献する。
ジョン・ベルティ(IF)
守備範囲の広い内野手。複数ポジションをこなせる器用さでチームに貢献するユーティリティプレーヤー。
アンドリュー・フィッシャー(OF)
イギリス戦でホームランを放ったチームの攻撃を牽引する選手の一人。
投手陣
| 選手名 | ポジション | 所属 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| アーロン・ノーラ | SP | フィリーズ | チーム最高のMLB投手 |
| サム・アルデゲーリ | SP/RP | - | ブラジル戦完封に貢献 |
| アレク・ジェイコブ | RP | - | ブラジル戦無失点リレー |
| ゴードン・グレースフォ | RP | - | ブラジル戦無失点リレー |
| クラウディオ・スコッティ | RP | - | 唯一のイタリア生まれ投手 |
🇬🇧 イギリス(グレートブリテン)
チーム概要
2023年WBCに初出場し、コロンビア撃破・アメリカとメキシコに接戦と善戦したイギリスが今大会で2度目の出場。チームの大半がアメリカ生まれまたはバハマ出身者で構成されるユニークな編成で(イングランド生まれはアウトフィールダーのマット・コペルニアクのみ)、バハマの野球タレントを大量に擁することがチームの最大の特徴です。
注目選手
ジャズ・チゾム・Jr.(IF/OF・ニューヨーク・ヤンキース)
バハマ出身のスーパースターがチームを牽引。2025年シーズンにヤンキース史上3人目となる30本塁打・30盗塁を達成したオールスター選手。今大会がWBC初出場となる。
ハリー・フォード(C・ワシントン・ナショナルズ傘下)コ・キャプテン
チゾムとともにチームの共同キャプテンを務める捕手。2023年大会では2本のホームランを放ち大会デビューを飾った。2025年はトリプルAタコマでOPS .868という高い成績を残し、ナショナルズのトッププロスペクトとして注目される。
クリスティアン・ロビンソン(OF・アリゾナ・ダイヤモンドバックス傘下)
バハマ出身のDバックスプロスペクト。2025年にトリプルAリノでOPS .862を記録した有望株外野手。スピードと守備力が持ち味。
チームの特徴
イギリス代表はバハマ人選手の機動力・守備力が武器。ジャズ・チゾムを中心とした俊足ラインナップが相手バッテリーにプレッシャーをかけますが、投手陣の層の薄さが課題で、2023年大会同様に接戦に持ち込む展開を目指します。
🇧🇷 ブラジル
チーム概要
2013年大会以来、13年ぶりのWBC出場を果たしたブラジルが今大会で再び世界の舞台へ。2013年大会は0勝3敗ながら日本・キューバとの試合を接戦に持ち込んだ実績があります。ブラジルにとって予選を突破してWBC本大会に出場できたこと自体が大きな快挙であり、選手たちにとって人生最高峰の試合が続いています。
注目選手
ジョセフ・コントレラス(RHP)
元MLBの名先発投手ホセ・コントレラスの息子。まだ17歳という異例の若さながら、速球は常時150km/h台(mid-90s)。来年はバンダービルト大学への進学が決まっている超高校生投手。ブラジル代表の輝ける将来を体現する逸材。
ダンテ・ビシェット・Jr.(1B)
元MLB外野手のダンテ・ビシェットを父に、カナダ代表でもプレーしたボー・ビシェット(ブルージェイズ)を兄に持つ野球一家の次男。マイナーリーグを8シーズン経てメキシカンリーグで活躍するスラッガー。
ルーカス・ラミレス(OF)
エンゼルスとドラフト・契約した若手外野手。その名の通り父はMLBの名スラッガーマニー・ラミレス。天性のパワーと打撃センスを受け継いだ父親譲りの大物候補。
エリック・パルジーニョ(P)
元ブルージェイズのトッププロスペクトが現在はハイレバレッジのリリーバーとして再生。ブラジル投手陣の中心的存在として登板する。
チアゴ・ビエイラ(P)
現在フリーエージェントだがMLBで53試合登板の実績を持つリリーバー。平均球速97.3mphの速球を誇る剛腕。
グループB 結果(2026年3月10日時点)
| 試合 | スコア | 備考 |
|---|---|---|
| アメリカ vs ブラジル | 15-5(米勝利) | ジャッジ2ランHR・テュラン3安打4打点・ウェブ先発4回6K |
| メキシコ vs イギリス | 8-2(墨勝利) | アサッド3.2回無失点・ナチョ・アルバレスJrソロHR |
| イタリア vs ブラジル | 8-0(伊勝利) | ノリ2HR・アルデゲーリら4投手完封 |
| アメリカ vs イギリス | 9-1(米勝利) | スクーバル先発・シュワーバー2ランHR・ヘンダーソン4安打2打点 |
| イタリア vs イギリス | 7-4(伊勝利) | フィッシャーHR |
| メキシコ vs ブラジル | 16-0(墨勝利・コールド) | デュラン・カーク・トーマス・オルネラス全員HR・ウォーカー3.1回無安打 |
| イギリス vs ブラジル | 8-1(英勝利) | ブラジル初戦 |
| アメリカ vs メキシコ | 5-3(米勝利) | スキーンズ4回7K・ホイットロックセーブ |
| イタリア vs アメリカ | 8-6(伊勝利) | ハーパー満塁HR(反撃も及ばず)・大会最大の番狂わせ |
順位表(3月10日終了時点)
| 順位 | チーム | 勝 | 敗 | 状況 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 🇮🇹 イタリア | 3 | 0 | 3月11日メキシコ戦の結果で1位または2位通過確定 |
| 2位 | 🇺🇸 アメリカ | 3 | 1 | イタリア勝利またはメキシコ大差勝ち以外なら進出 |
| 3位 | 🇲🇽 メキシコ | 2 | 1 | 3月11日イタリア戦に勝てば進出 |
| 4位 | 🇬🇧 イギリス | 1 | 3 | 準々決勝進出消滅 |
| 5位 | 🇧🇷 ブラジル | 0 | 4 | 準々決勝進出消滅 |
残り試合:
- 3月11日:メキシコ vs イタリア(グループ順位決定戦。結果次第でアメリカの進出可否も決まる)
まとめ
2026年WBCグループBは、イタリアが史上最強クラスと評されるアメリカを8-6で撃破する大番狂わせを演じ、全勝(3勝0敗)でグループ首位に立っています。アーロン・ジャッジ・ブライス・ハーパー・2年連続サイ・ヤング賞のスクーバル・ポール・スキーンズという超豪華なアメリカは3勝1敗(イタリアに敗北)で2位につけ、準々決勝進出はメキシコとイタリアの最終戦の結果次第という崖っぷちの状況となりました。
グループ上位2カ国がヒューストンでの準々決勝へ進出します。3月11日のメキシコvsイタリアはグループ順位を決める直接対決。アメリカはイタリア勝利またはメキシコが大差勝ち以外であれば進出できますが、メキシコが接戦勝利した場合はアメリカが敗退するという、近年のWBCでも稀に見る波乱の展開となっています。
参考・情報ソース:
- MLB公式 - 全チームロスター
- MLB公式 - MLBプレーヤー出場リスト
- MLB公式 - メキシコvsアメリカ試合レポート
- USA Baseball公式 - Team USAロスター発表
- CBS Sports - Team USAロスター詳細
- Baseball America - WBC 2026スケジュール&スコア
- Baseball America - メキシコロスター
- Just Baseball - Team USA
- Just Baseball - Team Mexico
- World Baseball Network - イギリスロスター
- World Baseball Network - ブラジルロスター
- ESPN - WBC 2026プレビュー
- Fox Sports - グループBプレビュー
- Yahoo Sports - グループBプレビュー
- Yahoo Sports - 順位表&スコア
- Olympics.com - USA全選手リスト
- ESPN - Team USA到着レポート
本記事の情報は2026年3月10日時点の情報をもとに作成しています。



