WBC 2026 グループA出場国の選手紹介【プエルトリコ・キューバ・カナダ・コロンビア・パナマ】
2026年3月6日〜11日、プエルトリコのサンファン・イラム・ビソーン・スタジアムを舞台に開催されているWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)2026グループA(Pool A)。プエルトリコ・キューバ・カナダ・コロンビア・パナマの5カ国が激突しています。本記事では、各国の注目選手を最新情報とともにご紹介します。
情報の出典・時点について 本記事の情報は以下のソースをもとに、2026年3月10日時点の情報を掲載しています。
グループA 概要
| 国 | 備考 |
|---|---|
| 🇵🇷 プエルトリコ | 2013年準優勝・地元開催 |
| 🇨🇺 キューバ | WBC常連の強豪 |
| 🇨🇦 カナダ | 6大会連続出場 |
| 🇨🇴 コロンビア | 予選突破・3回目の出場 |
| 🇵🇦 パナマ | 4回目のWBC出場 |
グループ上位2カ国がマイアミで開催される準々決勝へ進出します。
🇵🇷 プエルトリコ
チーム概要
2013年WBC準優勝という輝かしい実績を持つプエルトリコが、今大会は地元サンファンで開催するホームの利を活かしてグループAに挑みます。2023年大会でエドウィン・ディアスが膝蓋腱断裂という悲劇的な怪我を負ったにも関わらず、2026年大会に「迷わずYESと答えた」と話すほど地元への強い思いを持ちます。カルロス・コレアやフランシスコ・リンドールが保険上の問題で出場できず、ハビエル・バエスが3年間の出場停止(2023年WBC中の大麻陽性反応)となる苦境も、チームの結束力で乗り越えています。
監督には元捕手の名選手ヤディエル・モリナが復帰。GMには殿堂入りのカルロス・ベルトラン、打撃コーチには殿堂入りのエドガー・マルティネスという豪華なスタッフを揃えています。
注目選手
ノーラン・アレナド(3B・アリゾナ・ダイヤモンドバックス)
10度のオールスター・8度のゴールドグラブを誇るレジェンド三塁手。これまで2回のWBCではチームUSAとして出場していたが、プエルトリコとキューバにルーツを持つ母親の出身地を尊重し、今大会はプエルトリコ代表に転向。34歳のベテランがチームに経験と落ち着きをもたらす。
エドウィン・ディアス(RP・ロサンゼルス・ドジャース)
2023年WBCで膝蓋腱断裂という大怪我を負ったが、2025年シーズンに防御率1.63・98奪三振・28セーブで完全復活を遂げ、ドジャースと契約。プエルトリコの守護神として守護する9回はチーム最大の強みとなっている。「2017年の最初のWBCで多くの選手がビッグプレーを見せたように、全員が勝利への飢えを持っている」と語る精神的支柱。
セス・ルーゴ(SP)
グループA開幕戦のコロンビア戦に先発し、6人のリリーバーとともにコロンビアを完封。安定した投球でプエルトリコの先発ローテを牽引する。
ホセ・ベリオス(SP)
返り咲きを目指すプエルトリコ生まれのエース右腕。豊富なMLB経験を持つ実力派先発投手。
エルメル・ロドリゲス(SP・ニューヨーク・ヤンキース傘下)
Baseball Americaのトッププロスペクトランキングで59位に位置するヤンキースNo.2プロスペクト。2025年シーズンにはHigh-A、Double-A、Triple-Aで防御率2.58・176奪三振を記録した将来のエース候補。
ヘリオット・ラモス(OF・サンフランシスコ・ジャイアンツ)
2年連続20本塁打を記録したジャイアンツの外野手。長打力でプエルトリコ打線に迫力をもたらす。
ウィリ・カストロ(2B)
コロンビア戦で決勝となる二塁打を放ち、チームの5得点に貢献した打撃巧者。
投手陣
| 選手名 | ポジション | 所属 |
|---|---|---|
| セス・ルーゴ | SP | MLB |
| ホセ・ベリオス | SP | MLB |
| エルメル・ロドリゲス | SP | ヤンキース傘下 |
| エドウィン・ディアス | RP/CL | ドジャース |
| フェルナンド・クルス | RP | ヤンキース |
| アレクシス・ディアス | RP | MLB |
捕手陣
| 選手名 | 所属 |
|---|---|
| マーティン・マルドナード | MLB |
| クリスチャン・バスケス | MLB |
🇨🇺 キューバ
チーム概要
WBCの常連強豪チームとして知られるキューバは、今大会も世界に散らばったキューバ出身選手を結集させ、プエルトリコを追いかける存在として注目されます。日本・NPBで活躍するスター選手たちがチームの核を担い、ピッチングを中心とした守りの野球が持ち味です。
注目選手
リバン・モイネロ(SP・福岡ソフトバンクホークス)
NPBのパシフィックリーグMVPに輝いた左腕エース。2024年シーズンは防御率1.88・163イニングで155奪三振、2025年は防御率1.46・167イニングで172奪三振という圧倒的な成績を残す世界トップクラスの左腕。グループA開幕戦のパナマ戦では3回2/3を無失点・4奪三振の好投。2023年WBCではリリーフで登板していたが、ソフトバンクでの先発転向を経て今大会ではエース先発として君臨する。
ライデル・マルティネス(RP・読売ジャイアンツ)
NPB8年で通算防御率1.62、2025年にはリーグトップの46セーブを記録したクローザー。世界最高峰のリリーバーの一人として、キューバの守護神を務める。
ヨアン・モンカダ(3B・ロサンゼルス・エンゼルス)
キューバ代表唯一の現役MLBの野手。2023年WBCでOPS1.258という高いパフォーマンスを見せ、今大会でも4番打者として打線の中心に。エンゼルスと1年400万ドルで再契約し、復調への期待が高まる。パナマ戦でホームランを放ちキューバの勝利に貢献。
アルフレド・デスパイン(DH)
キューバ打線の中軸を担うパワーヒッター。長年キューバ代表の主軸として活躍するベテランスラッガー。
ヨエルキス・ゲイベルト(RF)
パナマ戦でホームランを放った外野の強打者。キューバ代表の攻撃陣を支える一角。
ヤンディ・ディアス(内野手)
メジャーリーグの実績を持つベテランプレーヤー。選球眼と出塁能力が高く、打線の繋ぎ役を担う。
投手陣
| 選手名 | ポジション | 所属 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| リバン・モイネロ | SP | ソフトバンク | NPB MVP・防ERA1.46 |
| ライデル・マルティネス | CL | 読売 | 8年通算ERA1.62 |
| デニー・ラロンド | SP | - | 先発ローテの一角 |
| ランディ・マルティネス | SP | - | 先発候補 |
| オシエル・ロドリゲス | RP | - | ブルペン左腕 |
🇨🇦 カナダ
チーム概要
6大会連続出場を誇るカナダは、今大会も充実したMLBプレーヤーが揃った陣容でグループAに臨みます。監督には元MLB捕手で6回目のWBC指揮となるアーニー・ウィットが就任。コーチ陣には2006年ALMVPのジャスティン・モルノー、元ブルージェイズの大捕手ラッセル・マーティンらが名を連ねる豪華なスタッフ体制です。2026年3月2日よりブルージェイズのスプリングトレーニング施設(フロリダ州ダニーデン)でキャンプを行い、3月3日にブルージェイズ、3月4日にフィリーズと強化試合を実施して万全の準備で臨みました。
注目選手
ジョシュ・ネイラー(OF・シアトル・マリナーズ)
2024年MLBオールスター選手。チームのエース格として打線を引っ張る。弟のボー・ネイラー(クリーブランド・ガーディアンズ)も同じカナダ代表として参加しており、ネイラー兄弟でチームを盛り立てる。
タイラー・オニール(OF)
2度のゴールドグラブ受賞の実績を持つ俊足の外野手。今大会が3回連続のWBC出場となる経験豊富な選手。
ジェイムソン・タイヨン(SP・シカゴ・カブス)
2013年WBC以来の代表復帰となる先発右腕。MLBでの豊富な経験を活かし、カナダの投手陣を支える存在。
マイケル・ソロカ(SP・アリゾナ・ダイヤモンドバックス)
2019年MLBオールスターに選ばれた実績を持つ右腕が、今大会でWBC初出場。怪我からの復帰を果たし、先発ローテの一角を担う。
ジェームズ・パクストン(SP)
11年のMLBキャリアを持つ左腕が引退撤回して代表入り。カナダ投手陣に経験と安定感をもたらす。
エドゥアール・ジュリアン(2B)
MLBの実力を持つ二塁手。攻守にわたってチームの中心選手として活躍する。
オットー・ロペス(SS)
安定した守備とコンタクト能力を持つ遊撃手。カナダ内野陣の要を担う。
マット・デービッドソン(DH)
2022年以降はMLBでプレーしていないが、KBO(韓国プロ野球)での直近2シーズンで合計82本塁打という驚異的な成績を残す。カナダの指名打者として強大な長打力を提供する。
投手陣
| 選手名 | ポジション | 所属 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ジェイムソン・タイヨン | SP | カブス | 2013年WBC以来の復帰 |
| マイケル・ソロカ | SP | Dバックス | 2019年オールスター |
| ジェームズ・パクストン | SP | - | 引退撤回・11年キャリア |
| カル・クァントリル | SP | - | 2023年WBC経験者 |
| アダム・マッコ | RP | ブルージェイズ | 唯一のブルージェイズ選手 |
| フィリップ・オーモン | RP | - | 4度目のWBC |
🇨🇴 コロンビア
チーム概要
2017年と2023年に出場したが、いずれもグループステージ敗退に終わっているコロンビア。2026年はコアリファイングトーナメント(予選大会)を勝ち抜き、3回目のWBC出場を果たしました。ベテランのMLB経験者と若手プロスペクトを組み合わせた布陣で、初の予選突破を狙います。監督は元マイナーリーグ監督・スポーツコーチングの修士号を持つホセ・モスケーラ(2023年WBCのベンチコーチ)。
注目選手
ホルヘ・アルファロ(C)
11年のMLBキャリアを持つ元オールスター捕手(パイレーツ・ロッキーズ・パドレスなど所属)。キャリア通算.247打率・71本塁打・326打点。35歳のベテランがコロンビアのマスクを被り、投手陣をリードする。
ジオ・ウルシェラ(3B・ミネソタ・ツインズ)
2025年はアスレチックスで59試合に出場し.238打率を記録したMLB現役三塁手。2015年のMLBデビュー以来、コロンビアのMLB先駆者として知られる存在。
ドノバン・ソラーノ(内野手)
シアトル・マリナーズでの2025年シーズンを最後に12年のMLBキャリアを終えたベテラン。コロンビア人選手がMLBで活躍する道を切り拓いた先人として多大な影響力を持つ。
テイロン・ゲレーロ(RP・ボストン・レッドソックス)
198cm・102kgの大型右腕。2010年にパドレスとプロ契約を結び、マーリンズで2018〜2019年に112試合登板・106イニングで111奪三振。2026年はレッドソックスのスプリングトレーニング参加。2017年WBCでも代表経験あり。
マイケル・アロヨ(SS・シアトル・マリナーズ傘下)
マリナーズのトッププロスペクト。High-AとDouble-Aで.262打率・17本塁打・54打点を記録。遊撃手として守備力も高い若手有望株。
ブライアン・ブエルバス(OF・オークランド・アスレチックス傘下)
2026年が初のWBC出場となる23歳の外野手。マイナーリーグ528試合で109盗塁を誇るスピードスター。
ナビル・クリスマット(RP・テキサス・レンジャーズ傘下)
2020年にカーディナルスでMLBデビュー。パドレス・Dバックス・ドジャースでの経験を持つ31歳の右腕。2017年・2023年WBCの代表経験者。
フリオ・テヘラン(SP)
MLBでの248先発・防御率3.85・1,260奪三振という実績を持つベテラン右腕。先発の核として期待される。
🇵🇦 パナマ
チーム概要
2006年・2009年・2023年に続き4回目のWBC出場となるパナマ。野球の国として81人もの元・現役MLBプレーヤーを輩出しており、殿堂入りのロッド・カリュー(通算打率.328の名選手)とマリアノ・リベラ(歴代最高のクローザー)という2人の殿堂入り選手を誇る野球大国。2023年大会では2勝2敗ながら得失点差で勝ち上がれなかった悔しさを晴らすべく、15人の現役MLBプレーヤーを擁した充実の布陣で臨みます。打撃コーチには元メジャーリーガーで3度のオールスター選手カルロス・リー(2003・2006年WBC選手経験)が就任。
注目選手
イバン・エレーラ(C・セントルイス・カーディナルス)
2025年シーズンにキャリアハイとなる19本塁打・66打点を記録した主砲捕手。ブレイクアウトした若手捕手として今大会の最注目選手の一人。
ホセ・カバレーロ(SS・タンパベイ・レイズ)
コンタクト能力は平均的だが、2025年に49盗塁のキャリアハイを記録した俊足遊撃手。常に相手バッテリーへのプレッシャーをかける脅威の走者。
エンリケ・ブラッドフィールドJr.(CF・ボルティモア・オリオールズ傘下)
オリオールズのトッププロスペクト(チーム8位)。直近2シーズンで合計110盗塁という驚異的なスピードを誇り、守備でも超一流。
ローガン・アレン(SP・クリーブランド・ガーディアンズ)
パナマ代表のエース左腕。MLBの主力先発投手としてローテーションの柱を担う。
フンベルト・メヒア(SP)
ベテラン右腕。試合を作る力があり、先発ローテの一角を担う経験豊富な選手。
アリエル・フラード(SP)
MLB経験を持つ先発投手。パナマの先発陣のデプスを支える中堅どころ。
打順の特徴
| ポジション | 注目点 |
|---|---|
| C | イバン・エレーラの長打力(19HR) |
| SS | ホセ・カバレーロの走力(49SB) |
| CF | エンリケ・ブラッドフィールドJr.のスピード(110SB/2年) |
パナマの攻撃はスピードと機動力が武器。イバン・エレーラの長打力とブラッドフィールドJr.の疾走感がチームの持ち味です。
グループA 結果(2026年3月9日時点)
| 試合 | スコア | 備考 |
|---|---|---|
| プエルトリコ vs コロンビア | 5-0(プエルトリコ勝利) | セス・ルーゴ完封リレー |
| キューバ vs パナマ | 3-1(キューバ勝利) | モイネロ好投・モンカダHR |
| カナダ vs コロンビア | 8-2(カナダ勝利) | ケシー2ランHR・トロRBI三塁打 |
| プエルトリコ vs パナマ | 4-3(プエルトリコ勝利) | ヘルナイス延長サヨナラHR |
| キューバ vs コロンビア | 7-4(キューバ勝利) | アリエル・マルティネス・アルエバルエナがHR |
| パナマ vs カナダ | 4-3(パナマ勝利) | 雨天中断2度・テヘダが6回に2打点 |
| コロンビア vs パナマ | 4-3(コロンビア勝利) | ロドリゲスが4点目の2打点適時打 |
| プエルトリコ vs キューバ | 4-1(プエルトリコ勝利) | マルドナードが3点二塁打・プエルトリコが準々決勝進出確定 |
順位表(3月9日終了時点)
| 順位 | チーム | 勝 | 敗 | 状況 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 🇵🇷 プエルトリコ | 3 | 0 | 準々決勝進出確定 |
| 2位 | 🇨🇺 キューバ | 2 | 1 | 3月11日カナダ戦に勝てば進出 |
| 3位 | 🇨🇦 カナダ | 1 | 2 | 残り2試合全勝が必要 |
| 4位 | 🇨🇴 コロンビア | 1 | 3 | 準々決勝進出消滅 |
| 5位 | 🇵🇦 パナマ | 1 | 3 | 準々決勝進出消滅 |
残り試合:
- 3月10日:カナダ vs プエルトリコ
- 3月11日:カナダ vs キューバ(2位通過をかけた直接対決)
まとめ
2026年WBCグループAは、地元サンファンで無傷の3連勝と圧倒的な強さを見せるプエルトリコを筆頭に、NPBのエース左腕モイネロとクローザー・マルティネスを擁するキューバ、オールスター経験者が揃うカナダが2位争いを繰り広げています。エドウィン・ディアスのプエルトリコへの強い思い、ノーラン・アレナドの母の故郷への愛、そして老若男女の実力者が集う各国チームの戦いが、カリブ海の熱気とともに世界中の注目を集めています。
グループ上位2カ国がマイアミでの準々決勝へ進出します。プエルトリコは全勝で準々決勝進出を確定させており、残る1枠を巡って3月11日のキューバvsカナダが事実上の直接対決となります。キューバは勝てば無条件進出、カナダは10日のプエルトリコ戦と11日のキューバ戦の連勝が必要な崖っぷちの状況です。
参考・情報ソース:
- MLB公式 - 全チームロスター
- MLB公式 - MLBプレーヤー出場リスト
- MLB公式 - キューバvsパナマ試合レポート
- Baseball America - WBC 2026スケジュール&スコア
- Baseball America - プエルトリコロスター
- Baseball America - キューバロスター
- Baseball America - パナマロスター
- Baseball America - コロンビアロスター
- Just Baseball - チームプエルトリコ
- Just Baseball - チームカナダ
- Just Baseball - チームコロンビア
- Just Baseball - チームパナマ
- World Baseball Network - キューバロスタープレビュー
- World Baseball Network - コロンビアロスター
- ESPN - WBC 2026プレビュー
- Fox Sports - グループプレビュー
- CBS Sports - WBC 2026スコア&スケジュール
- Yahoo Sports - 順位表&スコア
- Baseball Canada - 公式ロスター発表
本記事の情報は2026年3月10日時点の情報をもとに作成しています。



